i-50は特許第5133884号の採用で繰り返し精度向上
2020.07 内部接点式ツールセッターiにマグネット無タイプ「i-50S」発売
ツールセッターの特徴
- マシニングセンタ上で簡単に工具の刃先位置検出が可能。作業時間を大幅に短縮します!
- サブゼロ処理をし、ブロックゲージを作る方法で超精密研磨してあるため、経年変化が防げます。
(M-50、S-50に採用) (S-100は平面研磨仕上げとなっております)
- 鉄・非鉄金属ともに使用可能。
- M-50は底部にマグネットが付いているため、縦型・横型どちらのマシニングセンタにも対応します。
- 主軸回転数10000rpm以上のセラミックスピンドルのマシニングセンタ用に開発。
- 内部接点方式のため、非通電性のワークにも使用可能です。
- キズに強いセラミックを刃先検出部に使用。
- 青色高輝度LEDが位置検出を知らせます。
- i-50は底部にマグネットが付いているため、縦型・横型どちらのマシニングセンタにも対応します。
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NSツールセッター(外部接点方式) |
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ツールセッター i (内部接点方式) |
金属・非鉄金属 |
測定可能材質 |
金属、非金属(プラスチック、木など) |
5mm |
上下ストローク |
1.5mm |
±0.001mm |
繰り返し精度 |
±0.001mm |
0.001N |
測定圧 |
0.2N |
1.5N |
反力 |
0.2N |
6N |
着磁力 |
6N |
外部接点方式と内部接点方式の違いについて詳しく知りたい方は【よくある質問】へ
ツールセッターを使った工具の刃先位置検出方法
入力ミスが暴走事故の原因の一つです。
ツールセッターで自動入力をしましょう。
ツールプリセッターを使って工具長測定すると、入力ミスからマシニングセンターが暴走する恐れがあります。
作業手順
- 下の図の様にツールセッターをテーブル上に置いて刃物を下降させます。
- 刃物が当たった位置がCRTに表示されます。
- 【A方式】1番工具を基準に測定
No.1の工具が当たったところを「0」にリセットします。
そしてNo.2を測定して出た数値L(工具長値:No.1との差)をオフセットに入力します。
【B方式】機械原点を基準に測定
No.1の工具を機械原点から測定し、Z1の距離を測定します。
同じようにNo.2の工具の移動距離Z2も測定し、工具長値を求めます。
最新のマシニングセンターはこの作業が自動でできるものもあります。